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日々徒然。
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逆に眠れなくなりました。





































ゆっくりと眠れると思っていたのに!!!



あともう、数分しか残ってはいない。
「…ホントに、何もいらねぇのKa?」
「泊まってってくれるだけで十分っすよ。」
「今日は別に疲れてないけDo…暑いから無理言わない限り、シないZe?」
「クーラーガンガンに効かせるんで、抱き締めながら寝させてくれるんならいいっすよ。」
今日の猿野は、恐ろしいほどに欲が無い。というよりも、穏やかすぎる。正直言って気味が悪い。無茶ばかり言われると思っていたのに。今日は補習も練習もサボって、ずっと猿野に抱えられていた。一日中それこそ飯とトイレ以外は後ろから抱きかかえられているのだから端から見れば無茶な束縛以外の何物でも無いのだろうが、それにしては、少しおかしい。こいつは、また何か意味の分からないことを考えているはずだ。俺に害は無いのだから別に問題は無い。しかし。
「……………。」
「……いっだだだだだだだだだだ!!!!」
長い間自分の腰に回されていた腕を、爪を立てて思い切り抓った。こんなつもりではなかったのに。いつもは、俺が猿野に振り回されていると思っているらしい。違う、逆だ。わがまま放題言っているのは、俺だ。好きだという感情を率直に伝えてくるこいつに安心して、暑苦しいと跳ね除けて。喧嘩した時には意地になって酷いこと言って傷つけて、だから今日くらいは言うこと何でも、それこそ一日中俺が気絶するくらいまで抱き合いたいとか、そういうことでも聞いてやろうと、そこまで決心して、ここに呼ばれてやったのに。
「…って、俺が機嫌悪くしてどうするんDa。」
「うっわ、爪で皮膚はげてら。」
視線を落とすと、ちょうど自分の爪と同じ幅の傷跡が見事にそこに出来上がっていた。少し赤い。そして猿野の言うとおり少し皮がはげている。自分でやったのに、なぜか悲しくなって、そこを舐めた。
「せ、先輩!?」
「明日からの俺を、全部やRu。」
「はい?」
「明日から死ぬまでの俺を全部テメェにくれてやRu。髪の毛の一本から足の爪先まで全部全部。お前が飽きるまで、好きに使っていい。好きなこと、なんでもしていい。」
そういった自分の声は早口でしかも少し怒っていて、なんだか自分で笑えた。俺を抱きかかえていた猿野も、笑っていた。腕の緩みが、少しだけ締められる。
「じゃあ、今日からの俺を先輩にあげますよ。俺はパワフルですから、四六時中覚悟しといてくださいね。」
それじゃあ今俺があげた明日からの俺の意味が無いだろう、と思った。自分の感情の変化についていけない。わけが分らない。なのに、今度は幸せだと感じる。首を捻って、視線を合わせて。
「…誕生日、おめでTo。」
「その一言だけで、俺すっげー嬉しいっすよ。」
唇を重ねた直後に押し倒されるとは、流石に思っていなかった。

時計の針が真上に辿りつく前に、繋がれるだろうか。






***
支離滅裂とはまさにこのこと。睡魔に侵されたまま書く、よくない。
最初に書き始めてたのと大分方向性が違います。時間とかまるまる違う。
去年の某S様みたいなこう甘酸っぱいような可愛らしいようなそのまま時間よとまーれー魔法がかけられてるようなのにしたかったのに!!!!
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